徒然なるままに「38周年」
「3年ぶりに開催」という言葉は今年令和4年に一番耳にする言葉のような気がします。色々な行動が制限、自粛となりこの3年間の自粛に溜められたエネルギーが解放されるように従来にも増して今年は参加者や注目度が高くなるイベントなどが多くあるように思います。話は変わりますが皆さんは昔から今まで継続して続けておられる趣味や嗜好はありますでしょうか?音楽、教養、スポーツなど多岐にわたりますが、私の趣味に「音楽」があり青春時代から今も継続して好きなのがそう「TM NETWORK」です。そうと言うと全員が周知しているように思われますがファンからすると「え?TM知らないの??」と疑いの眼差しを向けてしまいますし「Get Wild知ってるよね?」と追い打ちの問いかけをもしたくなってしまいます。私の人生に大きな影響を与え、もしかしたら私は音楽家?バンドを結成し第二のTM NETWORKを結成していたかも知れない程、そして現在も影響を与え続けているユニット「TM NETWORK」が結成38周年ということで、今年はTour「Intelligence dayS」を全国でスタートし8月10,11日はオリックス劇場にて開催されました。私は運良くチケットが抽選で当たり、一人寂しくなくウキウキしながら8月10日のオリックス劇場(厚生年金会館の方が馴染みあるんだけどな~)に向かいました。劇場につくと満員御礼で客席の熱気は凄まじいものでした。周りを見渡すとおっちゃんやおばちゃんばかりでファンの年齢層は50代前後。改めて客観的に見ると自分もそのファン層の一員であり、心はTM NETWORKを毎日テープやシーデーで聴いていたキラキラしていた心だけが存在し身体はもう30数年進化?退化?しているのだと改めて思い知らされました。TMの歌詞に出てくる「君と僕」は今では「おまえと俺」の言葉が似合うファン層になっている現実を垣間見たように思います。汗臭さと加齢臭が入り交じる熱気の中ステージは開幕し、TM NETWORKのメンバーは宇宙から地球に降り立つような演出が近未来的であり常に時代を先行く演出と楽曲は常に私達に「未来」を見せてくれているようです。大きな地球がステージに映し出されEDMの心地よいBeatの中に表示される言葉は「Please Heal the world now」でした。何不自由なく平穏な生活をしていた我々人類にピンチが訪れた「新型コロナウイルス」の世界的な蔓延。そこからロシア・ウクライナの戦争、地震、自然災害など人類を脅かす脅威は数知れません。しかし現実は過度な経済活動拡大による環境汚染などによって地球が悲鳴を上げ、地球はオーバーヒートしている自分を守る為に「地球規模による人類抑制による環境保全」を始めたのではないでしょうか?そこまでしないと愚かな人類は自らの過ちに気づくことはなく悔い改めないからでしょう。スクリーンに映る言葉は胸打つ熱狂の中で心の隅っこでは冷静に地球に思いを馳せる自分を作ってくれたように思います。約2時間のステージで16曲楽曲を披露してくれましたが、ボーカルと共に歌詞を一字一句間違えることなく全曲歌えるのは何ででしょう??若い時に何百回も聴いたから?情熱があったから?それしか音楽がなかったから?色々理由は思いつきますが、ではどうして現在は「観音経」や「修験懺法」またはその他のお経は覚えられないんだ~~?? 覚えようとしているから?覚えなあかんと半ば強制的だから?情熱がないから? 難しいものと考えすぎているから?と Be Together を熱唱しながら頭の中ではこんな事を考えておりました。勉強も仕事も修験もやはり「やらないといけない」という強制的な観念では長続きしなく、「やりたい楽しい」と能動的に気持ちを持っていくことが肝心で、でも最後は「勉強させていただいてる、仕事をさせていただいてる修験の修行をさせて頂いている」と感謝の受動的な気持ちでさせて頂きたいなと思ったりGETWILD&タフ。
あとTM NETWORKの凄さといいますか魅力的なことは「古くて新しい」のです。今回ツアーで演奏された楽曲の中には新曲も混在してますが殆どは往年の名曲です。だけれども表現方法が毎回違い、単に古い曲を昔ながらの尺で演奏するのではなく演奏アレンジやまた新たなメロディラインを構築され「温故知新」という言葉がしっくり来ます。古い建物を壊し新しい建物をスクラップ&ビルドではなく、最近流行の「リノベーション」のように昔から慣れ親しんだ住まいを今様に快適に過ごせるスタイルにリプロダクトされた楽曲。それがTM NETWORKが現在進行形で進化している魅力だと思います。修験道も明治5年(1868年)に修験宗廃止令が敢行されてから今年で154年。当時は人口3500万人に対して修験者が17万に存在した。200人に1人が修験者だった割合になります。今ではどうでしょうか?1,000人に1人?の割合かも知れません。古き良きこの「修験道」という道をTM NETWORKの楽曲のように現在進行形で新しい手法にて後世に伝えて行ければ良いなと感じた一日でした♫
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