令和4年9月10日 大峯山
本来ならば9月1日〜6日まで大峯奥駈修行に参加予定でしたが、なかなか鎮静のしないコロナ禍において今年も中止を余儀なくされ意気消沈しておりましたところ、いつも法螺貝や諸々の事でお世話になっている吉祥草寺の法友が山上詣りに声をかけてくれ、また有り難い事に吉祥草寺のご住職と共に行かせて頂く機会を頂きました。
行きはよいよい帰りは怖いと言いますが、私は元来晴れ男🌤なのでいつも山上詣りでは☔に降られた事は皆無なのですが、今回は雨男のパワーが強い行者さんがおられるお陰?で山上の大峯山寺で勤行終えた頃から雨足が強くなり雨にも増して雷様🌩までお呼びされました。しかし霧の立ち込める山上はまた幻想的で神秘的でこれはこれで雨の経験と素敵な景色を拝ませて頂きました。山上の参籠所ではインスタで素敵な景色を投稿されておられる納所の方に再会して、その方が役行者様や蔵王権現様や諸尊を丹精込めて描かれた素敵な白衣をこれからの山行にもこれを着て一乘菩提の霊峰を修験して欲しい願いを込めて息子に分けて頂きました。今回車中、山中、山上と聖護院の先生とご一緒させて頂き色々な事を語らいの中で教えて頂きました。その中でも一番印象に残ったことは「修験道とは動く禅行」というお話でした。山の中で土を見ながらただ一心に歩く。里の生活で身についた貪瞋痴がお山の中で少しづつ自然の力によって清浄され、新たに気付きを貰ってまた里に帰ってそれを実践していく。人間は食べ物を摂取しないと生きていけません。それを自然から有り難く頂き「ごちそう様」と感謝する。そして人間は一人では生きていけません。だから自然の中で助け合いながら「お互い様」と感謝する。また自然の中で奇跡にも毎日幸せを感じ生かされている「お陰様」と感謝。それを今回の山上詣りの山行で教えて貰ったように思います。
参加者:基法、佳淳
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