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令和7年9月6〜7日 葛城灌頂会

  • 佳淳
  • 9月7日
  • 読了時間: 2分

更新日:9月14日

山伏と言えば山での抖擻修行でありここ関西には大きな修行地として大峰修験と葛城修験があります。葛城修験は修験道の祖 役行者が17歳から修行を始められた神聖な修験道場でありこの葛城修験の中台と言われる中津川行者堂にて聖護院の特別伝法「葛城灌頂会」が24年ぶりに執行されました。9月5日〜7日の3日間で約160名の者が葛城伝法会で法印を授けて頂きました。伝法会は秘法法要なのでここでは詳しく記せないですが

峰中で神秘的で荘厳な経験をさせて頂きました。この伝法会では明かりは現代的なものを使わずにロウソクと行燈と提灯と今では珍しい明かりの取り方ですが、逆に必要な範囲に必要な量だけ照らすロウソクの灯火を見ていると優しさと和らぎを感じました。このロクロクですが時間が経つと少しずつ減っていつかは消えます。消える前に次のロウソクを人の手によって灯す作業が必要なのですが自動的に次のロウソクに火が点く機能などはありません。役行者から脈々と続く修験の灯火を人の手によって現代まで継がれ、今回葛城伝法会で役行者の法脈を各々が受法されましたが、これもロウソクと一緒で私達が担い手になった事を表し、次へバトンタッチする役目ともなりました。葛城伝法会が目的ではなく、益々修行に邁進していくための手段としていく確信と覚悟の伝法会でした。


こぼれ話ですが中津川行者堂から役行者誕生所 茅原 吉祥草寺へバスで向かう途中、サービスエリアで休憩していた際、ご門主が駐車場に止まっている真紅のバイクに興味を持たれ近寄って見ておられたので私も近くに寄ってお声かけすると「これドゥカティやね?」と。「ご門主バイクにご興味あるんですか?」と尋ねると「私も若い頃陸王とCBに乗っていて鈴懸を着ながら走っておった。雷山伏と異名も付けられてた」とお話くださいました。バイクを乗る私も今後は鈴懸を纏って法要などへ赴く行者としてご門主から「雷山伏」の法脈を受け継がせて頂こうかと思った次第です。


受法者:美観、昭弘、幸信、基法、佳淳 計5名


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