令和7年11月9日 吉祥草寺 採燈護摩供
- 佳淳
- 11月9日
- 読了時間: 2分
夏の日照りが続き収穫の秋を通り越して一気に冬めいた季節となると、連日ニュースで話題になる🐻熊達も冬眠準備で餌もなくそりゃ人里に降りてくるのは必至。また森林を伐採してソーラーパネルなど乱立されると尚更です。ある意味今の熊の被害は人々が私利私欲の為に招いた人災とも言えます。そういくらテクノロジーやAIが進んでも自然には抗う事は出来ません。今日奈良県茅原の里、役行者生誕の地で吉祥草寺さんで行われた採燈護摩供も雨が降りしきる中、厳修となりました。
雨も嫌な事ばかりではありません。
雨対策や雨の場合の採燈護摩供を無事に厳修出来るよう人が工夫をして頭を捻らせます。
前日の壇組から次の日の雨対策を鑑みながらの壇組。色々と勉強させて頂きました。
その対策もあり、今日は雨の降りしきる中「煙の護摩」と言われる聖護院の採燈護摩らしく煙が天に向かって真っ直ぐに上がりました。この雨の中でも参詣者さんが多く皆一心に手を合わせながらスマホでも採燈護摩の様子を写真に収められていました。
我々行者は誰の為に採燈護摩供を厳修しているか?採燈護摩に出仕することが目的ではなく採燈護摩が手段として神仏に祈りを捧げ謹しみ敬いながら自ら、家族、知人、地域、社会、世界、自然、はたまた宇宙に向けて平和や康寧な生活を祈るのです。採燈護摩を通して参詣者のお一人お一人に光明が照らされるよう我々行者はその為に日々精進し修行を実践するのです。今年は歴代初の女性総理大臣がここ奈良から誕生しました。まさに吉祥の年となり、国も政治も信仰も生活の中に光明が照らされ1人1人が前向きに明るく生活が営まれることを折に願って、冷えた身体をお風呂で整えながらこのブログを寄稿します。
来年は快晴☀でお願い致します (笑)
出仕:和光、美観、昭弘、基法、光映、佳淳 計6名



























