令和6年9月17日🔥峰定寺 採燈護摩供
京都市左京区の峰定寺にて採燈大護摩供が執り行われ当講より3名出仕させていただきました。
私は初めて峰定寺に参拝させて頂いたのですが侮っておりました。左京区てこないに広いん!!左京区の秘境やん!!
拙宅から亀岡を抜けて延々と山道を2時間の90キロの道のりでございました。いやいや日本海に抜けるんとそないに変わらんのちゃうん、などと思いながらもなかなかに山道ドライブは気持ちよくてしっかりと山から良い波動をたっぷりと頂戴し、途中野生のキジが愛車の前を遮ったりしたので「ムフッ♫今日はなんかえ〜ことあるかも」などと1人ほくそ笑みなが一路峰定寺へと向かいました。
大悲山峰定寺は平安時代末の1154年に鳥羽上皇の勅願により建立された修験道系の山岳寺院で本尊は十一面千手観音、脇待に不動明王と毘沙門天が祀られています。
この本堂というのが日本最古の舞台造で清水寺の舞台の見本とされたそうです。
下の仁王門から直線距離で500メートル上空に聳え立ち、苔むした階段を大きく蛇行しながらひたすら登ります。
我々は1時間以上早めに到着していたのですが、なんと副講元がまだ完治されていない松葉杖のお身体で本堂まで御参りに上がると言われるではないですか(゚∀゚)
行列では一緒に上がることが難しいので先に参拝しておきたかったのでしょうね。そのような熱き信仰心を無碍にすることはできません。先輩姉さん講員と自分とで前後に盾になりながら往復小一時間ほどの参拝を終えました。
汗だくになりながら自分と戦い懸命に歩いてる姿は立派でしたよ。しかし、くれぐれも無理をし過ぎないようにしてくださいよ。今が大事なときなので(^^)
さて集合法螺の号令の元、仁王門前で整列し総礼。行列にてさっき降りてきたばかりの石段を再び登り始めます。
山伏、白浄衣合わせて45名。その後から一般参拝客の方々が30名程付いてこられます。篤い信仰を集めておられる仏様なのだなとホッコリしました。
本堂内にお邪魔しましたがあいにく御本尊様は開帳されておらず残念。
採燈護摩は下の仁王門前の川を挟んだ向かいの大広場に壇組みされており、周りには警察官数名と消防士及び消防車が配置されており異様な雰囲気を呈しておりました。
この日の京都は最高気温36度!!
この3連休でしっかりと酒エナジーを蓄積していた自分は、ありがたいことに本堂まで2往復させて頂いたお陰で酒汗が爆裂放射して干からびてしまい護摩壇に到着する頃には子泣き爺いのようになってました(TдT)
峰定寺で採燈護摩が執り行われるのは7年振りだそうでコロナ禍や自然災害などの影響でずっと延期を余儀なくされていたそうです。
最後の挨拶で住職の草分俊顕先生が感極まられて涙を流しておられたのは印象的でした。
本当に神仏を愛しておられて責任感が強く実直な方なのだろうなと胸が熱くなりました。
参加者、昭弘、美観、石川、3名
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