令和6年5月21日 🔥採燈護摩供
今日5月21日は月護摩供ではなく年に一度の採燈護摩供を厳修致しました。我々修験道では採燈護摩供というのは当たり前の法要なんですが、最近は都心問題や、修験者や講の高齢化などで採燈護摩を出来ず取り止め、そこまでいかなくても他山や他講から要請をして助太刀して貰って法要をする中、幸いにも当講は欠員が出ても本日で14人の講員が出仕し、自講だけで厳修出来る事に有り難さを感じます。平日皆仕事を持っている中でも遠方から駆け付けてくれることは有り難い事ですし来てもらったからにはいい経験をして帰って欲しいと思いますし、何よりも参詣者の方々に「いい法要だった。祈願が叶うだろう」と元気になって欲しいばかりです。当講は経験豊富な大先達がたくさんおられるので指導頂きながら色々な作法を教わりますが、口だけでなく体も奉仕して頂き老体に鞭打つ厳しい講社ですが、それでもたまに見る大先達の作法を見るとやはり威儀があり作法も見惚れる程素敵で、現役引退は勿体ないのでついつい甘えてしまいますが、若手も数をこなしていく必要もあり、またそれを次の経験の浅い講員さんにも伝えていかなくてはならず、耳2つと口1つでは少し足りない気概もあります。そんな中でも色々な役務を担いながらこの修験道を後世に伝えていく役務を担っているのでこれからも益々精進しながらも多くの仲間と共に楽しく活動していきたいと思いました。今日はまた今年1月から見学に来て頂いてるかたも手伝いい来られ、6月開催の年に一度の講峯詣(大峯山修行)にも参加してくれるとの事で、何かと次から次へとワクワク感が止まりません。どっと疲れて帰路に着くと、睡蓮鉢に蓮の花が綺麗に咲いていました。年に一回しか咲かない蓮の花も来年のために水面下で黙々と頑張っている。我々も1年に一度の採燈護摩を昨年よりも今年、今年よりも来年に向けて水面下で黙々と成長するターンに今日から入ったのだと感じました。
出仕:良信、慈然、法融、良泉、鐵砲水、和光、智弘、美観、昭弘、英快、幸誉、猷繁、葛西、佳淳 計14名 助法1名、見学1名
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