令和6年11月18日大谷山秋季大祭
本日、塩路鉄砲水先達の大谷山道場大祭に当講より3名出仕させていただきました。
本日より寒気(雪)が強まるとの予想を翻して、やっと初秋の趣きを感じだしたかなといった模様の中、鉄砲水先達のお弟子さんをはじめ諸々の宗派の行者の方々、一般参加者及び黒装束の甲賀流の忍者さんといった色とりどりの面々で30名以上の方々が集われました。
???忍者〜Why
まぁ、江戸時代には山伏といえば隠密というイメージがありますが、、、
ん〜〜〜〜〜Whyなぜ今?
深く考えないことにしました(笑)
鉄砲水先達、朝イチから楽しませてくれはるなぁ〜。さすがッス👍
さて、各々車に乗り込み葛城二十八宿の二十八番経塚亀の瀬に鎮座されます龍王社にての勤行ですが赤鳥居の前にて総礼。よくよく伺うと赤鳥居に掲げられている「阿字門」の文字は鉄砲水先達の作によるというもの。新参者の自分には、この地に道場を拓かれる情熱、その信仰心の厚さや修験道への想い、行者としての誇り。
朝イチから色々と感銘を受ける事がございまして、故にこれだけの沢山の宗派を超えた方々が集まるのだなと合点がいきました。きっと皆さん同じ様にそのパワーを感じてはるんでしょうね。凄いです。
お社まで行列で進む訳ですが、「各々の宗派の駈合いの立螺で吹きまくっておくんなはれ〜」
大号令の元、鳴るわ〜♫鳴るわ〜♫
もうマルチバースバトルロイヤル状態(汗)
え〜〜〜、こんなんありなんwww
さぞかし龍王さんも山の権現さんも目を丸くされたのでは〜。大先達は神さん喜んではるわと言われてましたが。
勤行をさせて頂いたあとは、明神山登拝。途中、護摩堂にて鉄砲水先達の導師による護摩行の厳修。初めてその妙を見せていただきました。
山の中腹のお堂の前にこしらえられた手作りの護摩壇。トキメキました❢
本来の修験者の在り方とはこうなのかも。
精錬された寺社で修行をするのも素晴らしいですが、山に籠もって神仏と大自然に対峙して真っ向から向き合う
!
牛殺しの大山倍達が清澄山の猛修行を経て、下山後に全日本空手道連盟の猛者をバッタバッタと薙ぎ倒していく。
自分の世代はやはり山籠りといえば大山倍達だったので、野性味の溢れる修行という意味で凄くリンクしちゃいましたwww
かねてより副講元より明神山登拝の急登の厳しさや足元の悪さを聞いていたので、チキンの自分は法螺貝を置いて登る事にしました。
「この軟弱者め!!」とつつかれましたが。
しかし、新たに発見。手ブラの登拝ってこんなに楽やったんですね〜〜〜。
奥駈修行でもかたや法螺貝、かたや金剛杖と常に両手ふさがりが当たり前やったので新たな発見でした。来年の奥駈修行は手ブラで行こうかなどと良からぬ考えを起こしながら、あれよあれよと登拝させていただきました(山)
下山後の直会では豪快な鍋料理と人生初の法螺貝の刺身を御賞味させていただき、とても美味しかったです。
いやいや、この野性味はハンパないです。
今回は金峯山寺流法螺を聴かせていただくことができました。駆け出しの自分はまだ聖護院の立螺を深めていくのに専心するべきだとは思いますが、技術の幅を拡げるには他宗の立螺を練習するのも有りだなと思いました。やっぱり説法法螺なんかでも皆と同じ法螺を立てたほうが一体感があって楽しいです。
譜面は頂戴しましたので、次回は若干背伸びして挑戦してみようかなどと感じた本日の行でございました。ありがとうございました。
出仕:昭弘、美観、石川、計3名
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