令和5年7月17日⛩️天河大辯財天社
猛暑酷暑と予想された本日、奈良県にあります天河大辯財天社の採燈護摩供に当講から4人出仕させて頂きました。天河大辯財天社といえば大峯奥駈道の熊野方面にあります⛩️玉置神社と並んで「呼ばれた人だけ来れる神社」と噂されるパワースポットでもあると噂され芸能関係の神様ですので全国津々浦々から篤い信仰がある神社として有名ですが、実は修験道の祖役行者とも深い関わりがあります。役行者がご活躍された遥か昔末法の時代、役行者が何とか衆生を救いたい一心から大峯山で修行されていたところ天河方面から弁財天が飛来されたが、この末法の時代に優しい神仏では駄目だと帰って頂いたが大峯山の南にある弥山の山頂に座されたという伝説があります。今日天河大辯財天社で厳修された採燈護摩供は天河大弁財天社という神社の社内にて仏法の採燈護摩供が執り行われ、結界内では行者共に宮司さんや神官の方々が共に世界平和、疫病退散などの祈願を共にさせて頂いたのは日本本来の「神仏習合」の伝統であり本地垂迹説と言われ仏さんが神さんの姿で現れるが一心同体である由縁であると感じました。酷暑の中での採燈護摩供でありましたが、山伏行列から入場、退場、また法要中の作法は手前味噌ですが流石は本山修験宗聖護院門跡、全ての動作が意義があって綺麗でした。
私も最近は拙いながらも宝剣侍者をさせて頂く事もしばしばありますが、今日は大ベテランの作法を見させて頂き大変勉強になりました。
法要後は本日熊本から来られた講員さんに少しでも吉野や洞川といった修験の聖地を学んで頂きたいと思い、金峯山寺の蔵王堂に参詣しました。連休最後というのに人っ気のない吉野。僕は静寂の中に佇む蔵王堂が大好きで唯一聞こえるのはこの猛暑の中一生懸命に生きている蝉の鳴き声。「忘己利他」それを胸に刻んて帰路につきました。
出仕:美観、昭弘、幸信、佳淳 写真係:間下
計5名
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