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令和5年5月21日安養寺採燈護摩供

5月8日から完全にコロナ禍の規制が緩和されウイズコロナという考えから従来の日常生活が取り戻され、ここ多聞山安養寺に於いて天下泰平を祈る採燈護摩供が厳修されました。我々行者も年に一度の大祭は大きな節目でもあります。今年は新しく入講された講員さんが承仕をされ、私は初の山伏問答で旅の行者をさせて頂いたりと新しいパターンでさせて頂きました。こうして差定を変えて行えるのも昨年から若手に色々と作法をご指導くださる大先達のお陰であり、また新たに入講された講員さんが増え各々役割を持ち回る事が出来るようになったと様々な事に関して有り難いと思える1日でした。いつもフル参加で来てくださる講員さん2名はこの5月20〜21日と2日間、本山聖護院にて伝法会に参加され寂しい思いもありましたが、多忙の中何も言わず当日月光仮面のように颯のように助法しに来てくれる講員さんがおられたり、熊本から夜行バスに乗って遠路遥々来てくださったりと出仕14名、また写真撮影を買って出てくださった方も入れると総数15名でひとつの講社だけで採燈護摩供を執行出来るボリュームがあることに感謝と同時に危機感も感じこれから数だけでなく名実ともに皆で成長して行きたいと改めて感じる1日でした。ご就職にお聞きすると今の護摩道場で採燈護摩は約30年続いているが今まで一度も雨☔に降られた事がないとの事で、神仏のご加護、地域の篤い信仰、お寺さんの御尽力、そして当講の大先達が努力して脈々と継承をしてくださったこと。どれが欠けても大祭は成り立ちません。全ての仏縁に感謝しながら今年よりも来年はもっといい護摩供にして、参詣者の方々の希望や光明の一端をお手伝い出来ればこれ幸いと感じ、より一層一乗菩提の霊峰を修験していこうと思いました。


出仕:良信、慈然、順道、良泉、英快、和光、鐵砲水、葛西、春耕庵、健信、幸信、基法、佳淳 

:助法 小川清空 撮影:高木 計15名






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