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令和5年5月14日 大阪修験講習会 3回目

少しずつ気候も良くなり過ごしやすくなってきた今日この頃、大阪修験講習会3回目に当講より3名参加させて頂きました。今回は一講目、二講目ともあびこ神光寺の加藤真光先生が講義をして下さいました。

一講目は採燈護摩勤行式の勤行より始まりその後、祈文について聖護院が門跡寺院なので、最初に天皇に対して敬い、天下泰平、五穀成就と大きな願いを祈り、その後だんだんと身近な願い事を唱える順番になっているとの講義でした。また、宝号についてもお祀りしている御本尊さんは必ずお唱えすること、いつも何気なくお唱えしていた『南無大師遍照金剛』は弘法大師、『南無大師知恵金剛』は天台宗門宗の宗祖の智証大師の宝号という事も熟練の行者さんには当たり前でも、まだ経験の浅い私には新たな発見と学び大変勉強になりました。

その後、前作法の話を頂きましたが自身が見ていただけの法弓については、矢を弦に掛けた時の指の巻きこみや人差し指で矢を弓に寄せること、また、聖護院での弓の構えは垂直に扱うのが基本だが古い人は自己流が混ざってきているなど、見ているだけではわからない事も教えて頂きました。また、「アバウン」についてもあ・ば・うんと三つの言葉それぞれに意味が有るとの事で、発声では一言になりますが、次回からしっかり実践していこうと思いました。

 二講目は、山伏問答をベースに基本になる言葉についてお話を頂き、こちらも普段話したり聞いていたりしている中で、理解していたつもりになっていた事を反省するだけでなく、より興味を持ちしっかりと学んでいく事が楽しく思える様になりました。例えば問答の結袈裟で話される九合も三又を六つの梵天で分けると全体で九つに分けることとなっていました。ほかの法具にもそれぞれに意味が有ることを一部ではあると思いますが教えて頂きました。次回の講義も今から楽しみです。


参加:英快、昭弘、美観 計3名




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