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令和5年3月5日近畿連合総会

桃などがチラホラと春の到来を知らせるお雛祭り🎎の時期、本日は当講社が所属している近畿連合の総会が聖護院にて開催されました。1月から岩組総講中、三郷太子講、平安連合、近畿連合と聖護院を護持する連合の総会が開催され、総長や会長などトップが変わる人事が行われてきましたが、近畿連合も今年より新しい会長が就任され新しい体制となりました。総会の後は聖護院でご法楽の法要がありその後宴会となりました。

普段山伏装束でのお付き合いの方々と今日は私服でお酒🍶🍻を交わしながら談笑させて頂きとても楽しいひとときを過ごさせて頂きました。コロナ禍でZoomやテレワークなど便利なものも誕生しましたが、それは情報の伝達であって、やはり人は感情の伝達がないと駄目だなと今日の楽しい宴会に参加して感じました。

帰りはお酒でご機嫌になった講員さんを車🚙に乗っけて帰路につきましたが、その道中で大先達のお話が今日のハイライトという程、感慨深いものでした。お一人は数年前に愛妻に先立たれましたが、高齢の自分よりも早く旅立ってくれたので介護や身の回りの世話などしなくて済み苦労せんで良かったとのご意見。もう一人の方は現在相方を介護中で掃除、洗濯、食事、身の回りの世話など自分も体調が優れない中、朝から晩まで世話しまくりでホトホト疲れているご様子。介護はされる方も大変ですが介助者にも大きな負担が伴われます。今はショートスティや施設があるのでそういうものを利用した方が良いですよとアドバイスしますと「ほんまに毎日が大変だけれども、隣に寝てる存在、家にいる存在があると精神的に安らぐ。ショートスティなどをすると時間的には楽になるが精神的に辛くなる」との言葉でした。この方は伴侶を本当に心から愛しておられ、辛いお世話なども菩薩行として行じておられるのだなと涙が溢れました。如何せん人はかっこいい事、楽しい事は優先し嫌な事や辛い事は避けようとする傾向にあります。菩薩行とは見返りを求めない真の愛であり、行者や山伏は衣体や装束を着ている時は誰でもかっこよく振る舞ったり出来ますが、本当の行者とは衣体を脱いだ時にでも利他行が実践できるかに真実の姿があると思います。今日は本当にいいお話を聞かせて頂きました。


今日の言葉

「我、神仏を尊びて、神仏を頼らず」


参加者:良信、慈然、昭弘、石田、佳淳 計5名





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