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令和4年5月28日-30日⛩️竈門神社 大護摩供

先日の採燈護摩供の次の日、一本の電話が鳴り「来週、九州へ行かれへんか?」と。九州は大宰府天満宮の鬼門に位置する「竈門神社」にて大護摩供と宝満山修験の🐚法螺貝の講話があるとの事。1人欠員が出たのでお呼びがかかるが参加される構成を聞くと私が知り得る中での法螺貝の名人達との事。法螺貝に興味があってもまだまともに自分の法螺貝の定音♪も出せない若輩者が参加して良いものだろうか?と悩みましたが普通であったらまず私にお声のかかる事もないだろうし、有り難い事。だけれども来週6月4〜5で大峯山へ修行にいく前行として1週間前から精進潔斎に入るが食事などで同行される皆さんにご迷惑かからないだろうか?と悩みましたが、これは仏縁を頂いたと言うことで仏様に南無し快く参加のお返事をさせて頂きました。28日夕方に泉大津港から🛳フェリーで一路門司港へ。29日早朝から門司港から🚙乗合で大宰府天満宮へ行き参拝をして竈門神社⛩️へ。竈門神社は宝満山の麓にあり荘厳な神社であり縁結びの神様で有名ですが昨今はアニメ「鬼滅の刃⚔」の主人公、竈門炭次郎の由縁とされている様で殊の外参拝者が多いとの事。ここで古の時代から脈々と続く宝満山修験の行者さん達とお会いしましたが、なるほど竈門炭次郎のイメージはここからなのかな?と連想しました。というのも他宗派の行者さんの衣体(山伏装束)は黄色や卵色や白の単一色が多いのですが、宝満山修験の方の衣体は山形の羽黒山修験で有名な市松模様でまた、緑、橙、赤、黑と彩り豊かでした。そう竈門炭次郎の羽織も黒と緑の市松模様で、竈門神社と宝満山修験者から着想を得ていても何ら不思議はないなと思いました。でもこの宝満山修験は私が所属している聖護院と深く関係しており、衣体が一緒でもおかしくないですが、由縁や時代の流れでもまた地域も変われば伝統される文化も変わり色々な変遷を経ている事と思います。また今回は神社での大護摩供でしたので、結界の弊なども白で統一されており前作法を見ても新しい発見ばかりで大変勉強になり他宗派の大護摩供も経験させて頂き本当に実りがありました。法螺貝の譜も独特であり今まで聞いた事のないような柔らかさの中に響くような声でした。

その後は宝満山修験の藤野先生からの🐚法螺貝の講話を頂きましたが、音程の出す出さない以前に法螺貝に対しての自分の心構えや信念、信仰として法螺貝を立てるのか、楽器として吹くのかでは周りの人に安心して納得させてもその先があるのかないのかが最も重要であることを教わりました。如何せん法螺を始めた頃は乙音、甲音を何とか出すことや上手く吹くことばかりに執着してしまいますが、そうではなく世界にひとつしかない天然の🐚法螺貝と自分との距離、これは先月4月の法螺貝講習会で辛島先生も言われてましたが「自分を法螺貝に合わせるのではなく、法螺貝に自分を合わせる」と言われていた事と全く同じ事をお話頂き、その道の境地に達した方は法螺道でも剣道や柔道、はたまた茶道と名付けられる「道」のつくものは一番大切な事は「心構え」であると改めて思い感動しました。講話も無事に終わり一路大阪へと目指して車🚙で門司港へ。夕食は皆さんと🛳フェリーの中でバイキング。今の船旅は本当に凄く部屋はホテルのように綺麗でお風呂もピカピカ、船はほとんど揺れず食事も豪華。

お陰様で精進潔斎中の私は難なく野菜中心の食事を頂く事が出来ました。法螺道の奥深さと広さを経験させて頂きまた課題を授かりました。本当に仏縁に感謝します。


「為せば成る 成さねばならぬ何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」私の好きな言葉です












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