令和4年4月9日🐚法螺貝講習会
今日は晴天の中、法友と共に大峯山の麓にあります大橋茶屋さんにて開催された「法螺貝勉強会」に参加してきました。講師は洞川竜泉寺の真言宗僧侶で辛島正英師でした。
修験道に入って今年で4年目になりますが、
法螺貝などの吹奏楽器には学生時代に苦い思い出があり何方かと言うと苦手意識が強く、敬遠したいのですが山修行や法要など修験道には🐚法螺貝は法具であり切っては切れないものなので、大先達などに教えを請いて来ましたが、練習不足は当然で中々思うような立螺(吹奏)が出来ておりませんでした。そこでYou Tubeなどで法螺貝などの検索をしているときに辛島正英師のチャンネルを見つけ視聴した所、今までに聞いた事のない波動のような立螺に感動を覚えいつかは生の法螺の声を聞きたいと思っていた所、本日仏縁を頂き勉強会に参加した次第です。約10名の参加者がおられましたが遠くは横浜から名古屋や兵庫と老若男女問わず集まり、皆探究心のある方々と一緒に勉強会に参加しました。一人ずつ法螺貝を立て、その方の癖や弱点、そして対策や強み法螺貝のチューニングまでを1人ずつに丁寧に指導してくださりました。また辛島正英師が立てる法螺の声は辛島師がチューニングした法螺貝だからあのような波動の声が出ると思っておりましたが、さにあらず参加者全員の法螺貝を辛島師が吹くと全て波動の声が出て、今まで法螺貝のせいにしていた自分が恥ずかしくなりました。法螺の立て方を教えて頂いたのは勿論のことですが、法螺貝を立てる威儀や心構えなどの精神的な部分がとっても大切で、英語で言う私(I)が法螺を吹くのではなく、法螺貝に自分を合わしていくという西洋的な考えではなく東洋的な思想に基づいて法螺貝と向かいあう事が1番大切と教えて貰いました。我々修験道も大峯山などの修行する時に山を登る、登頂するのではなく、「お山に入らせて頂く」と言います。それは自然が主体であり、自分はその一部として構成されているのであり、そこには無我という観念が大事であり、それは法螺貝にも同じ考えであります。夕方までの長い時間でしたが有意義な時間を過ごせた事に感謝であり、これからの課題も見えてきました。
帰りは馴染みの西浦清六本舗さんによって茶話をさせて頂き、一路自宅へ向かいました。
途中、黒滝茶屋でトイレ休憩するため、駐車場へ車を降りたら隣から私の名前を呼ぶ方が、、、。なんと同じ修験道の連合の講社の知り合いの方々で、その方は龍泉寺へ家族へでお詣りに来られたとのこと。たまたま同じ日に同じ時間に同じ場所で偶然に出会えたのはこれも仏縁だなと有難い1日でした。
三昧法螺声🐚
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