令和4年1月21日月護摩回向
令和4年初の月護摩供の今日は快晴ながら花冷えする一日で時折にわか雪⛄も降る一日でした。新年初の月護摩供は大阪本山講でご活躍された行者さんの先亡先達回向供養と講の総会があり、夕方5時頃まで講員の皆様と話し合いや相談事をさせて頂きました。
私が講元を拝命して2年になりましたが、ちょうど2年前はコロナウイルスが蔓延しだし日本のみならず世界が混沌と不安に苛まされた年でした。そんな大変な時期から講元として活動して来ましたが、各寺院の行事の中止や縮小、活動の自粛と色々と多難な事が続きました。今日先亡先達回向供養をさせて頂きましたが、34名の先達は極楽からきっとこの講元大丈夫か?と心配されておられるに違いはないと思いますが我が大阪本山講には頼りになる70〜80代の大先達が息災であるの何かと助言や指示をあおぎながら2年間やってこれました。
令和4年の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」ですがまさに佐殿(頼朝公)亡き後、若い2代将軍頼家をサポートする執権が存在する事で鎌倉府が存続できたように本山講にも頼りになる執権殿が沢山いらっしゃるので心丈夫です。しかしながらお釈迦様が説かれたように「生老病死」は誰にでもやってくるものですからいつまでも頼ってばかりではなく色々教えを伝授頂いたり、今まで裏方で色々と作務をして頂いた事を分担したりしながらそれを表や紙面にしたりして今後はクラウドデータで講員と共有していこうと動き出しました。今年は🐅寅年で猛虎のように動き出したい気持ちですが、実際は虎猫の動きかも知れませんが剣道や修験道のような「道」は道を踏み間違えないことと、勇ましく進む時もあれば立ち止まって休む事も大事であって進むことを止めない事が簡単なようで1番難しいように思います。今年は虎猫のように柔軟に歩んで行きたいと思います。
出仕者:良信、慈然、法融、順道、良泉、鐵砲水、昭弘、葛西、佳淳 計9名
追伸:
令和4年2月3日に河内長野に在ります天野山金剛寺にて大阪本山講が出仕させて頂き
「節分会採燈大護摩供」が厳修されます。午後1時〜ですので是非ご参詣ください。
天野山金剛寺
https://amanosan-kongoji.jp/
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