top of page

令和4年11月18日 大谷山道場 秋の大祭

今日は大阪府柏原市にあります金峰山修験本宗の道場「大谷山 秋の大祭」に当講社から2名出仕致しました。大谷山道場は明神山の麓にありますが、一般の方ではなかなか辿り着けない秘境のような場所に位置しています。ここで内護摩が厳修されるのですが、元々採燈護摩、柴灯護摩と記されるように修験の秘法護摩供で山の中で小木や大木を伐採して現地調達して護摩が炊かれていましたが、歴史の流れで寺院の境内で一般の参詣者が見れるようになりきちんとした儀式として「採燈大護摩供」として変遷してきたと思います。大谷山道場の護摩供は修験の原形であるような山中で行われる修法でした。約30名の各宗派の行者や参詣者が集まり、まずは大谷山道場の近くにあります葛城28宿の第28経塚「亀の尾宿」にあります亀の瀬龍王社にて勤行し、その後大谷山道場に戻り、そこから蔵王権現さんが祀られている中腹まで登拝しました。

その後は直会として猪鍋が振る舞われますがこれがなんとも美味で老酒と猪肉と野菜で炊かれた大鍋は登拝してきた行者や参詣者の身体を温めお腹を満腹にしてくれる至極の鍋です。この鍋を頂戴しながら初めてお会いする行者さんと親交したり色々なお話や交流ができるのがとても楽しく老若男女問わず語り合えるのが一番の楽しみであります。一般の行者さんかなと思えば実はある宗派の管長であったり、役行者の石像を研究している学者さんであったりと多岐に渡り本当に勉強になることばかりを教えて頂きました。


出仕:昭弘、佳淳 計2名





Comentários


最新記事
アーカイブ
  • Facebook Basic Square
bottom of page