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令和4年11月13日 御所吉祥草寺

普段採燈護摩や山修行へ出仕しても元来☀晴れ男の私は☂に降られる事は皆無なのですが今日は見事に🐉龍神さんの力が強いか終始雨の中の採燈護摩供でした。その雨の中でもここ久方ぶりに見る行者さんの数の多さと参詣者の数の多さに驚きました。今年はコロナ禍から「3年ぶりの再開」と言われる行事が多いですが、それでも今日の数はとびっきりでゆうに100人以上の行者さんが来られていたと思います。当講社からも御年91歳の大先達も久方ぶりに出仕され、再会される行者仲間と談笑もされておられ半ば強引に誘ったけれどもいい思い出を作って貰えただろうと安心しました。今日は12:30からの採燈護摩供でしたが、お昼前でお腹も空くだろうと、吉祥草寺の方々が行者さんに炊き込みご飯のおにぎり🍙を馳走して頂きました。これが美味しいのは勿論の事、素朴で懐かしい優しい味で普段おにぎりなら2個くらいで満足なのですが、本当に食が進むおにぎりで沢山ご馳走になりました。噂によると5個食べた若い行者さんもおられるようです(噂ではなく事実)ご準備を頂いた方々に改めて感謝です。おにぎりを沢山頂き力を付けた後、いよいよ採燈護摩供が始まりましたが、私は定箱(願文持ち)を承り、他の講員さんはチリン棒の役をされました。雨降りしきる中でも護摩檀の煙は龍の如く舞上がり行者一同、天下泰平、世界平和、疫病鎮静、諸願成就を一生懸命祈らせて頂きました。

最後にお導師をされた御門跡からお言葉を頂きましたが、「我々は山伏という文化を継承している役目を担っている。文化を絶えず後世に伝えるにはまずは担っている我々が威儀を正して行動する必要がある」と優しい中に厳しさをもったお叱りの言葉を賜り胸に刻みました。確かに山伏装束は誰でも着れますが、そこに観念や心構え、威儀がなければ単なるコスプレであり、それは本尊諸尊にも失礼ですが、一心に祈願される方々のお心をも踏みにじる行為でもあります。晴れの日でも雨の日でも嵐の日でも我々行者は威儀を正して行動できるように常に心身を鍛錬せねばと感じた有り難い日でした。龍神さんのお陰か解散の後は何台か車が泥濘にハマって一大事に。JAFを呼びましたがあちこちでレスキューが多いのかなかなか希望通りには来てくれない中で、多くの行者さんが集まり知恵と力を出し合って手伝ってくれ何とか困難を無難に収める事が出来ました。これも仲間の大切さ必要性と自分一人では生きていけない大切な事を学ばせて頂いたと思いました。龍神様よい経験を与えて下さり有難う御座います。


来週11月20日は大阪池田の久安寺さんで採燈護摩

来月12月4日は奈良吉野の喜蔵院さんで採燈護摩

「ヤマザキ 春のパン祭り」ではなく

「ヤマブシ 秋のゴマ祭り」というくらいに

秋の大祭が目白押しですが、皆様の願いや思いが叶いますようしっかりと法要させて頂きますので御参詣お待ちしております。


出仕:良信、慈然、昭弘、基法、佳淳 計5名





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