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令和3年9月21日月護摩供

日本各地で猛威を奮っていた線状降水帯や🌀台風14号も過ぎ台風一過の秋晴れがやって参りました。クーラーなしでも朝晩涼しく過ごせる時期となり本日も快晴☀の中、月護摩供を厳修致しました。

見学に来られていた方も先月8月21日に正式に入講され、今日からは装束を纏い見る方から見られる方へと変わり行者デビューと相成りました。行者になるには身体的にも観念的にも修練が必要になりますが、何かと法衣や法具を揃えるには金銭的負担も大きくなります。大阪本山講では月護摩供に使用する腰衣や袈裟については新客さんやこれから始められる行者さんに少しでも負担がないように貸与という形をとっています。しかし個人的に使用される法螺貝や衣体については昔は大先達や引退される方から譲って頂いたりしたのですが、今は個人売買や個人オークションなど便利なアプリがあり、手頃な値段で手に入れる事も可能となりました。こういうツールも使っていかないと一式揃えるのは金銭的に至難となってきました。

月護摩供の方は出仕者が少ない中でもしっかりと二座焚かせて頂きました。入講されたTさんも「習うより慣れろ」方式で承仕をして頂きました。護摩壇の周りは熱く、お導師さんの手捌きを見ながら護摩木を預かり、炎の中へ梵焼していくのはなかなか大変です。人数の多い時は外巻きで勤行集を読経しながら錫杖を振るのが一般的ですからデビューしたてで承仕されたのはいい経験だと思います。最後に行者デビューのTさんと先達とのお写真を撮って修了です。


出仕者:良信、英勝、慈然、鐵砲水、寺田、佳淳 計6名






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