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令和3年9月12日 山上詣り

🌀台風14号の影響からか近畿地方も朝から☂雨が降りしきる中、今日は親子3代で山上詣に来ました。最近の私や息子3の登山=修行なので山伏姿の衣体なのですが、今日は父、息子1は登山の格好にて参加ですので、家族で山登りというかは「山伏が先達をする修行」みたいな形になりました。

清浄大橋の遙拝所にて勤行し、女人結界門にて九字を切ってお山に入らせて頂きました。

昨年から大病を患った父ですが神仏のご加護のお陰で平癒し、山上詣りを自らしたいという気力が回復するくらいに戻ってきた事に嬉しさと感謝で西行法師が読まれた「なにごとの おはしますかは しらねども かたじけなさに なみだこぼるる」の心境とシンクロします。

親子3代で山上詣りへ行ける事も嬉しいですが、息子と孫が山伏で先達をするケースもそうそうなくこれはこれでまた孝行であり有り難やと思う訳でございます。

 雨がシトシト降る中でお助け水まで歩いては来ましたが、久方ぶりの父の登山靴の底が捲りだし到底ここから先の油こぼしや西の覗の岩肌では靴の機能が発揮されないばかりか危険が及ぼすと感じて、ここから引き返す事となりました。いつも「決行するより中止するほうが英断は難しい」と幼少から活動していたボーイスカウトの活動でもたくさん経験済ですし、大先達からも「山は逃げない。身体的に整ってこそ修行」と教えて頂いた事も思い出して、下山しました。

次回は「備えよ常に」で身体もそうですが道具も常に最大のポテンシャルを発揮出来るよう整備しなければならないなと改めて感じました。途中ご縁でいつも仲良くさせて頂いてる行者さんのお弟子さんとばったり出くわし、清浄大橋から洞川温泉街まで一緒に帰って来ました。最後は黒滝の湯にて身体を整え交通安全カンマンボロンにて帰宅しました。

帰宅して自分の地下足袋を洗いながら見ますと自らの行と共に歩いてくれてる足袋もだいぶほつれてきたな〜と。次にちゃんと歩けるように自分の道具、法具も整備していかないと気づきがひとつ増えました。

今回の山上詣りの反省と評価をして次の糧として活かしていきたいと思います。











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