令和3年7月「導師伝法会」
7月23~25日の3日間、佳淳は講が所属している京都の聖護院へ「導師作法伝法会」に参加してきました。導師作法というのは護摩供などで護摩木を梵鐘したり、祈祷やご自宅での回向などを出来る資格であり、言い方は変ですが神仏と信者さんを結び着ける接着剤のような大変重要な役割です。
内容については伝法(法を授かる)なので大きな声では言えませんが、座学と実践練習を繰り返し、その作法の威儀などを朝から晩まで一日中丁寧にご教授頂きました。
参加者は各地方から私を含めて6名が参加されました。我々行者は日頃から勤行や護摩供などで人の為に祈りを捧げます。
内容は天下泰平、万民安楽、から始まり身近では家内安全や身体健全、交通安全などを祈願します。その祈りを代表して神仏に祈願するのが導師の役目となります。それ程に
真剣に深く修法しなければなりませんが「伝法会」ではその入口に立たせて頂き、そこから精進を重ねて経験を積み多くの人の祈りを神仏に伝えていく第一歩を踏ませて頂きました。大変有り難い3日となりました。
またそれとは別に人生で初の「熱中症」を経験しました。適宜水分を補給していたにも関わらず、突然冷や汗と頭痛と吐き気をもよおし、もう流石に講習をしっかり聞く余裕が無くなりました。早くにお休みを頂き安静にしていたのですが、血圧は上180下120まで上がり横になっても座っても激しい頭痛に苛まれましたが、聖護院の諸先生達の献身的な看護を頂き、症状も収まり最終日まで何とか勉強会に参加させて頂きましたが、救急車🚑を呼ぶ一歩手前まで来たのには自分自身「熱中症」に対して改めて怖さを知りました。ですが看病をしてくださった先生の大きな手とその暖かみはまさに「お薬師さん(薬師如来)に手を握られているようだ」と感じ
「手当て」という言葉が相応しく、沢山の方にご心配とご迷惑をお掛けして申し訳無かったですが、この作法を一日も早く習得し次は私が他の人々の祈りに対してお助け出来るよう精進して参りたいと思いました。
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