令和5年7月8〜9大峰修行(近畿連合会)
大雨予想の中、当講が所属している近畿連合会主催の大峰修行に一泊で参加してきました。普段の講峯詣は知った仲間だけで登拝しますが今回は連合の峯詣で他講や本山(聖護院)の先生方と共に上がらせて貰うので行く前から色々と気負いしたりしておりましたが何よりも一番心配だったのが去年のお山で突然発症した肉離れ。あれがトラウマになっていたので今年は色々調べて対策しました。1つ目はふくらはぎ用のサポーターをつけ、2つ目に漢方の芍薬甘草湯を服用し3つ目はリポビタンDXの錠剤を服用しました。結果として足が攣ることなく無事に登拝できました。またいつもは先頭を歩くのですが、今回は他講の講元が先頭を歩かれ先達頂きましたが、急いだり緩んだりすることなく凄くいいペース配分で楽に上がらせて貰いました。
経験と実績のあるベテランの方はこうも違い先達はパーティのペースメーカーなので早く歩く事でもなく皆がケガしないよう一座同行を心掛けるものだと感心しました。
大雨の予報でしたが、自称☀晴れ男が2人もいたせいで雨降ることなく気持ちよい風に吹かれて登らせて頂いた事に感謝です。本山の先生の勤行式も大変勉強になり、いつもは何となく世間話はご法度(修行中なので)な感覚を持っていたのですが色んなお話を気さくにしてくだされ、当講の少しスパルタ的な講峯詣も見直さなくては?と少しだけ思ったりラジバンダリ。
無事にお山から降りてきますと登拝組と二手に分かれて次の日の採燈護摩供の檀組みが綺麗に整われていて、我々がお山に上がらせて頂いてる中でもこうして裏で支えて頂いてる方々が沢山居られる事に感謝。旅館や法具店の方も洞川と清浄大橋を何回も車で送迎くださりそれも有り難さでいっぱいでした。今回はお怪我をされてる関係で洞川まで足を運べない当連合の幹事長ですが電話やメールで行事運営や計画をリモートで指示してくださりました。私が同じ状況なら完全に他人に任せてほっぽり出すだろうなと思いましたがこれこそ役職ある責務の重さと利他行なんだろうなと頭が下がる思いです。
🏔道中では以前私がお世話になった金峯山寺の蓮華入峰修行があり此方は吉野から大峯山まで約12時間歩き続ける過酷な修行なんですが、偶然にもその一行とお山ですれ違い懐かしい顔ぶれと挨拶を交わせたのも有り難い事でした。共に宗派は違えども同じ修験道という道を歩ませて頂いてることに違いはなく他宗でも同じ道を歩いている法友がいることに心丈夫さを感じた次第です。
旅館につき気持ちいいお風呂🛀に入れて頂き、その後直会をさせて頂いて皆和気あいあいで歓談し、その後は洞川の街並を散策し地ビール屋さんやいつもお世話になってる法具店で談笑したりと楽しい🌃夜を過ごし就寝。次の日は山伏行列をして洞川の街並を歩み一路採燈護摩供のある清浄大橋へ。採燈護摩供も無事に厳修し直会をして解散しました。
一泊二日という短い間でしたが内容の濃い合縁奇縁の多い大峰修行となりました。
あ〜しんどかったと思うのですが、数日経つと「また行きたい」と思えるのがこの大峰山修行の魅力なんでしょうね。
参加:昭弘、美観、英快、川中(新客)、佳淳 計5名
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