令和5年5月20.21日聖護院伝法会

5月20日21日と聖護院門跡において得度受戒者への護身法・九字法伝法会に当講よりそれぞれ一名ずつ参加させて頂きました。

一年に一度、二日間にわたり伝授して頂く伝法会ですが、いつもお世話になっています八尾安養寺さんの一年に一度の採燈大護摩供の日と重なり、当初は来年への持越しも考えていましたが、採燈護摩供には新しい講員さんや助法頂く行者さんもおられるという安心感で、２名は伝法会に参加させて頂くことが出来ました。

初日は基礎講習会で、私は一年ぶりの受講となりましたが、一年前はしっかりと勉強したつもりで有っても忘れていることが多い事に気付き、日々研鑽を積む事の大切さを学ばせて頂きました。

二日目は伝法伝授でそれぞれに分かれ学ばせて頂きました。SNSやユーチューブなどで色々出回っているものもありますが、聖護院では切紙を受けた者でしか受け伝えられない厳しい教えがあり伝授という重さをしっかり受け止めました。当然、初めて見ることになるので覚えるには時間が足りず、これからしっかりと繰り返し修練と意義を正して覚えるのではなく体得出来るよう努めていきたいと思います。

参加者の多くは地域や所属も違いますがも同じ志の者が参集し気持ちよく学ばせて頂きました。修行という事でスマホも丸一日以上電源を切っていました。何とも言えない新鮮な気持ちとなりました。また、入浴の際ギックリ腰になりみなさんに色々と心遣いをして頂き、本当に忘れられない二日間を終えられたことに感謝でいっぱいです。

護身法:美観　九字法:昭弘　計2名