令和4年8月21日 月護摩供
「8月の太陽は眩しすぎて泣きたくなる〜♫」という高校生の時によく聴いた渡辺美里の歌詞がしっくり来るような酷暑の日々が続く今日此頃、本日月護摩供を厳修させて頂きました。また安養寺さんでは施餓鬼供養が法要され朝から賑わいのある境内でした。コロナ感染者が留まるところなく過去最多を更新しており緊急事態宣言やまん延防止などが施行されない今となっては何となく危機感が薄れ毎日を過ごしておりましたが、8月に入り講員さんお2人感染され今日の月護摩供をお休みされると対岸の火事ではなく身近な話なんだと思うと帯をギュッとしないといけないなという気持ちになりました。お二人とも健脚で身体健全の字を身体で現したような方々なのですがやはり一日も早く平癒頂きたいと願い、本日は月護摩供で特別祈願をさせて頂きました。普段当たり前にお会い出来て嬉しい方に会えなくなるとこんなにも寂しいものかと感じました。施餓鬼供養も数年前に亡くなったお祖父ちゃんやお祖母ちゃんは極楽で元気に過ごしているのだろうか?と会えなくなった人に思いを寄せた1日でした。行者をさせて頂き毎月こうして月護摩供の法要をさせて頂きますと、先祖、家族、友人、知人、はたまた沢山の方々のお陰で今を生活させて頂いていると自省したり反省出来ることは大変有り難く、そうでなければもっと身勝手に生きていたのではないだろうかと思う一日でした。今年はウクライナ、ロシアなどの世界戦争、豪雨や雷雨などの自然災害、政治家の暗殺事件などを見聞しますと「人とは儚きものだな」と改めて痛感し、自分の使命、自分が出来る利他行とは何かと考えたりします。
出仕者:良信、慈然、順道、法融、良泉、英快、葛西、佳淳 計8名
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